寧辺の核原子炉“稼働の兆候は見られない”
アメリカと北朝鮮の2回目の首脳会談が迫る中、アメリカの北朝鮮研究機関は22日、寧辺の核施設の原子炉について「よくメンテナンスされているが稼働している兆候は見られない」とする衛星写真を公開した。
北朝鮮の寧辺にある核施設をめぐっては金委員長が去年、「アメリカの相応の措置」を条件としながらも廃棄を表明している。こうした中、アメリカの研究機関「38ノース」は22日、最新の寧辺の衛星写真(21日撮影)を公開。
核爆弾の原料となるプルトニウムを生産する原子炉が「しっかりメンテナンスされている」としながらも、蒸気が見られないことから「稼働している兆候は見られない」と分析している。
アメリカは寧辺の核施設の廃棄と検証の受け入れを求めていて、来週の米朝首脳会談でも議題になるとみられる。