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英EU離脱協定案“法的拘束力”で合意

2019年3月12日 12:41

今月29日に期限が迫ったイギリスのEU(=ヨーロッパ連合)からの離脱を巡り、メイ首相とEUが11日に会談し、離脱協定案に法的拘束力のある修正を加えることで合意したと発表した。しかし先行きは依然不透明。

EUからの離脱の条件などを定めた離脱協定案が1月に議会で歴史的大差で否決されたことから、メイ首相はEU側から譲歩を引き出そうと交渉を続けてきた。11日に行われた会談で、双方は離脱協定案に法的拘束力を伴った修正を加えることで合意したと発表した。

ヨーロッパ委員会・ユンケル委員長「EU離脱に関し、メイ首相と私は法的拘束力がある文書について合意した」

イギリス議会では12日に、この修正案についての採決が行われることになっている。最大の焦点は、EU離脱後のアイルランドとの国境管理をめぐる問題だが、メイ首相は今回の合意で必要な修正が得られたとして、賛成を呼びかけた。しかし、可決できるかどうかは依然不透明。