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日韓関係悪化 文大統領の北最優先が原因か

2019年4月5日 5:30

史上最悪とも言われる現在の日韓関係。4日夜の深層NEWSに出演した日韓関係の専門家は、韓国の文在寅大統領が北朝鮮との関係を最優先していることが原因ではないかと指摘した。

一橋大学大学院・クォン・ヨンソク准教授「(韓国・文大統領は)東アジアを平和で繁栄できる共同体にするために、いま彼なりに動いているが、それがなかなか理解が得られなかったり、成果が出ていないからだが、決して日本やアメリカから離れて中国に行くなり、そういうことは決して考えていないと思う」

神戸大学大学院・木村幹教授「皆さんが思われる以上に文在寅大統領にとって北朝鮮問題ってものすごく重要なんですよ。お父さんとお母さんが北朝鮮領域から逃げてきたという経緯もあって、パーソナルに重要なんですね。彼にとっては現在の北朝鮮をめぐる状況というのは千載一遇のチャンスで、これをなんとかして生かしたい。それで頭が一杯なんだと思う。すると日本はもちろんアメリカだって視野に入らない。そういうところに大きな問題があるんだと思う」

2人はまた、6月のG20首脳会議に合わせて安倍首相と文大統領との首脳会談が行われることで関係改善の糸口になればとの期待感を示した。