ゼレンスキー大統領「核災害につながる」露がウクライナの原子力発電所へ攻撃計画との情報に
ウクライナのゼレンスキー大統領が25日、国連総会の一般討論演説を行い、ロシアのプーチン大統領がウクライナの原子力発電所への攻撃を計画しているとの情報を入手したと述べた上で、「核災害につながる」と強く非難しました。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「プーチンはウクライナの原発とそのインフラへの攻撃を計画しているようだ。発電所を電力網から遮断することを狙っている」
国連総会の一般討論演説でゼレンスキー大統領は、このように述べた上で、原発への攻撃は「核災害につながる」と強く非難しました。
また、「平和が必要であり、その平和は公正なものでなければならない」と述べ、自らが提唱する和平案への支持を訴えました。
一方で、中国やブラジルなどが独自の和平案を持ち出していることについては「ウクライナ国民の利益と苦しみを無視している」だけでなく、「プーチンに戦争を継続する政治的余地を与えることになる」と指摘。「決して受け入れられない」と拒絶した上で、「ウクライナを犠牲にして、自国の力を高めることは、あってはならない」と強調しました。