IMF“下方修正”世界経済の減速傾向鮮明
IMF(=国際通貨基金)は9日、最新の世界経済見通しを発表し、今年の世界全体の成長率を0.2ポイント下方修正した。世界経済の減速傾向が鮮明になっている。
IMFの最新の見通しでは今年の世界全体の成長率は3.3パーセントで前回の予測から0.2ポイント引き下げた。下方修正は3回連続で、世界経済の減速傾向が鮮明になっている。
特に先進国は軒並み下方修正されていて、アメリカの成長率は政府機関の一部閉鎖の影響で0.2ポイント、イギリスは0.3ポイント、日本も0.1ポイント引き下げている。
IMFは、「先行きのリスクは下方に傾斜している」として米中の貿易摩擦の行方やイギリスの合意なきEU離脱などを要因として挙げている。