日中外相、大阪G20サミットへ協力で一致
河野外相は、訪問先の中国・北京で王毅外相と会談し、6月に大阪で開かれるG20サミットの成功に向けて協力することで一致した。
外相会談は15日午後、2時間以上に渡って行われ、両外相は日中関係の改善をさらに加速させることで一致した。6月のG20サミットでは、習近平国家主席が主席就任後初めて日本を訪れる予定で、両外相はサミットの成功に向け、協力していくことも確認した。
一方、河野外相は、尖閣諸島周辺での中国公船の領海侵入などを指摘し、「日中関係を安定させるためには、東シナ海での中国側の前向きな行動が必要だ」と懸念を伝えた。
これに対し、王毅外相は尖閣諸島について、「中国固有の領土である」などと従来の主張を繰り返したということで、両国の間には依然として課題も残されている。