露朝首脳会談始まる 友好関係アピールか
北朝鮮の金正恩委員長とロシアのプーチン大統領の初めての首脳会談が、ロシア極東のウラジオストクで日本時間の25日午後1時すぎ、始まった。
金委員長とプーチン大統領の首脳会談は、日本時間の午後1時すぎに始まった。両首脳は会談場所に言葉を交わしながら一緒に歩いて入るなど、友好ムードを演出している。
ロシア・プーチン大統領「朝鮮半島での状況打開のより良い対策、二国間で何ができるか、ロシアに何ができるかということの理解につながる。北朝鮮と米国の関係正常化の(努力を歓迎している)」
北朝鮮・金正恩委員長「全世界が注目している朝鮮半島情勢を評価して、互いに見解を共有し、今後共同で調整、研究していくうえで、意味のある対話になると思う」
北朝鮮をめぐる協議で存在感を発揮したいプーチン大統領は、去年5月から繰り返し、金委員長のロシア訪問を要請してきた。ようやく待望の会談が実現した形。ただ、ロシア大統領府によると、現時点では会談後の共同会見や共同声明の発表はなく、今回の首脳会談は、友好関係をアピールする場にとどまりそうだ。