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インドネシア政府 首都移転方針を閣議決定

2019年4月30日 14:33

インドネシア政府は29日、首都をジャカルタからジャワ島の外に移転する方針を閣議決定した。具体的な移転先や時期は決まっていない。

インドネシアのバンバン国家開発企画庁長官は29日に会見し、首都をジャカルタからジャワ島の外に移転することを閣議決定したと明らかにした。ジャワ島西部にあるジャカルタ首都圏の人口は3000万人を超え、世界最悪とされる交通渋滞のほか地盤沈下や洪水に悩まされ、首都の移転は以前から検討されてきた。

ジョコ大統領は今月17日の大統領選挙で再選を確実にしていて、首都移転が2期目の重要政策になる可能性がある。

移転先はまだ決まっていないが、地元メディアは地震が少ないカリマンタン島が有力としている。また、首都移転には国会の承認が必要だが、政府は移転には5年から10年かかり、費用は最大で330億ドル、日本円で約3兆7000億円が必要になるとの見通しを示している。