アサンジ被告の性的暴行疑惑 捜査を再開
内部告発サイト「ウィキリークス」のジュリアン・アサンジ被告についてスウェーデンの捜査当局は13日、性的暴行疑惑の捜査を再開することを明らかにした。
アサンジ被告は性的暴行疑惑の渦中でロンドンのエクアドル大使館に逃げ込み、7年近くの籠城の後今月、裁判所の出廷命令に従わなかった罪で実刑判決を受け収監されている。
こうした中、性的暴行疑惑を捜査していたスウェーデン当局が13日に会見を開き、アサンジ被告に対する捜査を再開することを明らかにした。
この疑惑を巡っては一度、逮捕状が取り下げられているが、捜査当局は再開について籠城が終わり環境が整ったとしていて、「アサンジ被告が性的暴行に関わった疑いは強い」とコメントしている。
今後、イギリスに身柄引き渡しを求める方針だが、アメリカもアサンジ被告を機密情報の漏えい事件に関わった罪で起訴していて、BBCは「身柄について政治的な判断が行われるだろう」としている。