ゼレンスキー大統領が国境警備隊にメダル授与 A・ジョリーさん、リビウ訪問で子ども支援など話し合う
ロシア軍が攻勢を強めるウクライナでは先月30日も東部を中心に激しい戦闘が続き、長期化の様相を見せています。
北東部ハルキウ州では先月30日、工業団地が空爆を受け、破壊された工場から黒煙が上がりました。ロシア国防省はハルキウ州や東部ドネツク州などをミサイル攻撃し、ウクライナ軍の弾薬庫などを破壊したと発表しています。
ロシア軍は東部の完全制圧に向け攻勢を強めていますが、ウクライナ側が徹底抗戦し、アメリカ国防総省はロシア軍の侵攻は計画通りには進んでいないとの分析を示しています。
ゼレンスキー大統領は首都キーウで「国を守るために立ち向かった」として国境警備隊をたたえ、メダルを授与しました。そのうえで、「祝うのは、ロシアを追い出し我々が勝利をしてからだ」と鼓舞しました。
こうしたなか、アメリカの女優のアンジェリーナ・ジョリーさんがUNHCR=国連難民高等弁務官事務所の特使として西部のリビウを訪問しました。
アンジェリーナ・ジョリーさん「子どもたちは大きなショックを受けているようですね。どれだけの精神的なサポートがあるのでしょうか」
ジョリーさんは、現地のボランティアらと子どもたちへの支援などについて話し合ったということです。