ゼレンスキー大統領「十分な武器入手できれば、すぐにでも奪還する」
ロシアのウクライナ侵攻から24日で2か月となりました。ロシア軍が東部と南部の完全制圧を目指し各地で攻勢を強めるなか、ウクライナ側も徹底抗戦の構えで、事態の長期化が懸念されます。
ロシア軍は、ウクライナ東部と南部の完全な制圧を目指す方針で、攻勢を強めています。
南部オデーサでは23日、ロシア軍によるミサイル攻撃があり、集合住宅と軍事施設に着弾しました。
ウクライナ政府は生後3か月の赤ちゃんを含む少なくとも8人が死亡したとする一方、ロシア国防省は、武器を保管する軍事施設を破壊したと主張しています。
また、北東部のハルキウでは23日、激しい砲撃で少なくとも3人が死亡、東部ルハンシク州でも砲撃が続き、ロイター通信は州知事の話として、24日も複数の市民が死亡したと伝えています。
こうした中、ゼレンスキー大統領は23日、首都キーウ市内の地下鉄の駅で記者会見しました。
ゼレンスキー大統領「十分な量の武器を入手できれば、(ロシア軍が)占領した土地をすぐにでも奪還する」
ゼレンスキー大統領はこう述べて、東部や南部でロシア軍に対抗するためのさらなる軍事支援を西側諸国に求めました。
ゼレンスキー大統領はまた、アメリカのブリンケン国務長官とオースティン国防長官が、24日にキーウを訪問すると明らかにしていて、実現すれば、バイデン政権の高官として侵攻後初めての訪問となります。