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NYダウ 安心感広がり…200ドル以上↑

2019年5月17日 7:25

16日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、発表された企業決算や経済指標が好調だったことで、市場に安心感が広がり、ダウ平均株価は200ドル以上値を上げて取引を終えている。

16日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比214ドル66セント高の2万5862ドル68セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も75.90ポイント上げて7898.05で取引を終えている。

この日は、ネットワーク機器大手の「シスコシステムズ」や小売り大手の「ウォルマート」が好決算を発表したほか、住宅などに関する経済指標が市場予想を上回ったことで、景気の先行きに対する安心感が広がり、買いが先行した。また、墜落事故が相次いだボーイングが、原因と指摘されたソフトウエアのアップデートを完了したと発表したことで、大きく買われた。

一方、アメリカのトランプ大統領がファーウェイの排除を念頭に置いた大統領令に署名したことなどで、半導体関連株は売られている。

市場関係者は、「好決算の発表により、投資家心理は改善している。一方で、アメリカと中国の貿易協議の先行きについては引き続き注視している」と話している。