メキシコ制裁関税 米共和党“阻止”検討か
アメリカのトランプ大統領が不法移民対策として打ち出したメキシコへの制裁関税をめぐり、与党・共和党がこれを阻止する決議を検討していると報じられた。
トランプ大統領は4日、「バカげたことだ」と厳しく批判し、来週、発動する可能性が高いとの見通しを示している。
トランプ大統領はメキシコに対し、国境から流入する不法移民を止めない限り、10日以降、すべての輸入品への関税を段階的に25%まで上乗せすると発表している。
有力紙ワシントンポストによると、経済への影響を懸念する与党・共和党の一部がこれを阻止する決議を検討しているということだが、トランプ大統領は4日、この動きを厳しく批判した。
トランプ大統領「仮にそんなことをしたらバカげたことだ。国境問題より重要なことはない」
翌5日には両国の閣僚級協議が予定されているが、トランプ大統領は強硬姿勢を崩さず、「関税発動の可能性は高い」との見通しを示した。