NYダウ 半導体関連株など売り優勢で続落
12日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は個別に悪い材料があった半導体関連株などの売りが優勢となり、ダウ平均株価は続落して取引を終えている。
12日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比43ドル68セント安の2万6004ドル83セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も29.85ポイント下げて7792.72で取引を終えている。
この日は個別に悪い材料が出た半導体関連株が売られたほか、「ゴールドマン・サックス」など金融関連株も売られた。一方で朝方に発表された5月の消費者物価指数が市場予想を下回り、利下げへの期待が強まったことで買いも入ったため、下げ幅は限られた。
市場関係者は、「利下げについて議論されるとみられるFRB(=連邦準備制度理事会)の会合が来週開催される。その会合を前にしばらくは方向感がつかみにくい相場が続くとみている」と話している。