習近平国家主席 北朝鮮を初の公式訪問へ
中国共産党は、中国の習近平国家主席が今月20日から初めて北朝鮮を公式訪問すると発表した。
中国国営の中央テレビによると、中国共産党は、習近平国家主席が北朝鮮の金正恩委員長の招きに応じ、今月20日から2日間の日程で北朝鮮を訪問すると発表した。
習主席の訪朝は国家主席就任以来初めてで、中国政府のトップが北朝鮮を訪問するのは14年ぶり。
今回の訪朝で、習主席は金委員長と会談し、国交樹立70年を迎える中朝関係を振り返り、朝鮮半島情勢について意見交換するとしている。
北朝鮮の非核化をめぐっては、アメリカと北朝鮮との2回目の首脳会談が物別れに終わって以降、交渉は停滞している。
中国としては、今月下旬のG20大阪サミットを前に北朝鮮を訪問することで、両国の良好な関係をアピールし存在感を示す狙いがあるとみられる。
北朝鮮の金正恩委員長は、これまで4度、中国で習主席と会談していて、これまでも繰り返し習主席の訪朝を求めていた。