英・保守党党首選ジョンソン前外相がリード
辞意を表明したイギリス・メイ首相の後任を選ぶ与党・保守党の党首選挙で18日、2回目の投票が行われ、1回目にトップとなったボリス・ジョンソン前外相がリードを広げる展開となっている。
党首選は複数回の投票で20日までに候補者を2人に絞り込むが、第1回の投票ではEU(=ヨーロッパ連合)からの離脱を強硬に主張するジョンソン前外相が大きくリードしていた。
こうした中、18日の第2回投票でもジョンソン前外相が126票を獲得し、2位の候補との差をさらに広げる展開となっている。
この日、テレビ討論にのぞんだジョンソン前外相は、他の候補者が離脱期限の延長も検討する中、期限までに離脱すべきと改めて主張した。
ボリス・ジョンソン前外相「10月末までにEUから離脱しなければならない。そうしなければ政治への信頼が失われる」
合意なき離脱は避けるべきとする穏健派は巻き返しをはかっているが、敗れた候補などがジョンソン前外相の支持に回るなど苦しい戦いとなっている。