米高官「イランの核兵器開発は認めない」
イランは7日、核合意で制限されているウランの濃縮レベルを引き上げると発表した。
イランは7日、核合意によって、3.67%に制限されてきたウランの濃縮レベルを「数時間以内に引き上げる」と発表した。濃縮レベルの引き上げは、核兵器の開発につながりかねない措置。
当面は、原子力発電の燃料として5%程度にするとしているが、一方で、「いかなるレベルに引き上げる準備もできている」と警告した。
また、アメリカの経済制裁に対し、核合意に参加するヨーロッパ諸国などが有効な手だてを打てなければ、60日後、さらなる措置に踏み切るとしている。
これに対しアメリカ・トランプ政権の高官はNNNの取材に対し、「イランの指導者らは核をゆすりに使って、世界を人質にしている」と強く批判した。
その上で、「アメリカはイランによる核兵器の開発を決して認めない」と強調。経済制裁は「イランが核の野望を捨てるまで続ける」と警告した。
両国の緊張がさらに高まることは確実。