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北朝鮮“弾道ミサイル”発射 今年だけで20回目

2022年9月28日 19:04
北朝鮮“弾道ミサイル”発射 今年だけで20回目

海上保安庁が防衛省の情報として伝えたところによりますと、28日午後に北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは、すでに落下したとみられるということです。

海上保安庁は航行する船舶に対し、落下物が発見された場合は近づくことなく関連情報を通報するよう呼びかけています。

政府関係者によりますと、これまでに被害の情報は入っていないということです。

一方、韓国軍の合同参謀本部は午後6時15分ごろ、北朝鮮が日本海上に弾道ミサイルを発射したと発表しました。

北朝鮮は3日前の今月25日も短距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射したばかりですが、北朝鮮によるミサイル発射は、今年だけで20回目です。

韓国には先週からアメリカ軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」が入り、韓国軍と29日までの予定で演習を行っていて、北朝鮮がこうした動きに反発した可能性もあります。

北朝鮮の金星国連大使は26日、国連総会での演説で米韓の合同軍事演習について、「戦争に追い込む危険な行為」などと批判していました。

また、北朝鮮は9月8日、核兵器の使用条件などを定めた法令を採択。金正恩総書記は「絶対に核を放棄することはできない」と述べ、核・ミサイル開発を進める姿勢を強調しています。