米政権“中国企業への制裁”に中国が反発
イランへの制裁に違反したとして、アメリカのトランプ政権が中国企業に制裁を科したことについて、中国政府は23日、報復措置も辞さない姿勢を示し、強く反発した。
ポンペオ国務長官は22日、アメリカの独自制裁に違反してイラン産の原油を輸送したとして、中国の石油商社とその女性幹部を制裁対象に追加したと発表した。
これに対し、中国外務省の報道官は23日の会見で「アメリカの国内法に基づいて中国企業に圧力をかけるような覇権的行為に反対する」と強く反発。
その上で「あらゆる必要な措置をとり、中国企業の権益を守る」と述べ、対抗措置も辞さない姿勢を示し、制裁の撤回を求めた。