米国務長官「時間がかかる」有志連合構想
アメリカが日本など60か国以上に参加を呼びかけている中東・ホルムズ海峡の安全確保のための有志連合構想について、ポンペオ国務長官は29日、「時間がかかる」との見通しを示した。
ポンペオ国務長官「アメリカが望んでいたより時間がかかるが、世界がその重要性を理解していると確信している」
アメリカはこれまでに2回、日本やフランスなど関係国を集め、有志連合構想について説明を行い、参加を呼びかけている。当初は今月中にも参加国にメドをつける意向を示していたが、今回のポンペオ国務長官の発言は、各国との調整が思うように進んでいないことを認めた形。
その一方で、ポンペオ長官は「民間船舶の航行を守るため、世界中の国々の参加が必要だ」と強調し、改めて有志連合の結成に強い意欲を示している。