武装組織が軍のパレード攻撃 中東イエメン
内戦が続く中東イエメンで1日、武装組織が軍のパレードを攻撃し、35人以上が死亡した。
ロイター通信によると、イエメン南部のアデンで1日、軍の宿営地が攻撃を受け、司令官を含む少なくとも36人が死亡した。イスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」が、弾道ミサイルと無人機を使って軍のパレードを攻撃したと主張した。
また、アデンの警察署でも爆発物を積んだ車が爆発し、少なくとも13人が死亡したが、関連は分かっていない。
イエメンではイランが後ろ盾となる「フーシ派」とサウジアラビアなどが支援するハディ暫定政権側が内戦を続けている。イランとサウジの代理戦争の様相を呈する中、サウジ側はイランが関与したと非難していて、対立が一層深まりそうだ。