トランプ氏、米中対立長期化の可能性示唆
アメリカのトランプ大統領は6日、米中の貿易摩擦で打撃を受ける農家に向けて、「必要であれば来年も再び支援する」と強調した。両国の対立が長期に及ぶ可能性もあるとの認識を示した形。
中国はトランプ政権による制裁関税への報復として、アメリカ農産品への関税を上乗せしているほか、新たな購入を一時停止する対抗措置もとっている。これを受けて、トランプ大統領はツイッターで、「必要であれば、来年も再び農家への支援策を実施する」と強調した。
対立が長期に及ぶ可能性もあるとの認識を示した形で、来年の大統領選をにらみ、農家の不満を和らげる狙いがある。また、中国に対しては報復に屈しないとの姿勢を示し、譲歩を促す思惑もあるとみられる。