「ファーウェイ」独自基本ソフト開発を発表
中国通信機器最大手「ファーウェイ」は9日、独自の基本ソフトを開発したと発表した。アメリカの制裁によりグーグルの基本ソフトが使用できなくなる恐れが出るなか自社開発を進めている。
ファーウェイは9日、中国南部の広東省での発表会で独自の基本ソフトを開発したと発表した。基本ソフトの名称は調和を意味する「ハーモニー」で、スマートフォンのほかテレビや車などにも搭載でき、すべてのものがネットにつながるIoT機器の基盤となるものだとしている。
米中貿易戦争が激化するなかアメリカのトランプ政権はことし5月ファーウェイへのアメリカ製品の禁輸措置を打ち出した。
これにより、ファーウェイはグーグルの基本ソフト「アンドロイド」の機能が使用できなくなる恐れが出ている。ファーウェイ幹部は「アンドロイドが使えなくなればすぐにハーモニーを使うことができる」と自信を示している。