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香港政府トップ「正義かたり違法行為」

2019年8月13日 12:09

香港の「逃亡犯条例」改正案への抗議デモの影響で12日、230便以上が欠航となった香港国際空港は13日朝から業務を再開したが、キャンセル便が相次ぐなど影響が続いている。

香港国際空港の出発ロビーは、夏休みシーズンまっただ中ということもあり、多くの乗客で混雑している。ただ、機材繰りなどの影響で、13日もすでに200便以上が欠航になっていて、深刻な影響が続いている。日本との直行便も遅れや欠航が相次ぎ、旅行客を直撃している。

日本人旅行客「成田に帰る予定だったんですけど、キャンセルになったんで(チケットを)買いなおした」「お盆の休暇で来たんですけど、まさかこんなことになるとは」

一方、到着ロビーでは、12日に空港に詰めかけたデモ隊の一部が今も残っている。さらに日本時間の13日午後2時にも、再び抗議活動のため空港に集まるよう呼びかけていて、混乱が深まる可能性がある。

一方、香港政府トップ・林鄭月娥行政長官は13日午前に会見し、「自由と正義をかたって多くの違法行為をしている」と改めて抗議活動を批判した。

解決の糸口が見えない中、中国政府も批判やけん制を強めていて、さらなる衝突が懸念されている。