緊張高まる香港 きょうも大規模抗議集会
2か月以上にわたり抗議活動が続く香港では、18日も午後から大規模な抗議集会が行われている。現地から槻木亮太記者が伝える。
抗議集会が行われている公園から1キロほど離れた場所では、道路を人が埋め尽くしている。集会の参加者の一部がデモ行進を始めていて、市の中心部まで移動している。ただ、18日に警察が認めていたのは集会のみで、デモ行進は禁止していたため、このあと、排除しようとする警察と衝突する可能性がある。
抗議集会は「逃亡犯条例」改正案などに反対するため、日本時間18日午後3時から始まり、主催者団体は30万人が参加する見込みだとしていた。会場に入りきらなかった人たちが付近の道路を次々とふさぎ、デモ行進へとつながった形。
一方、中国当局によるけん制は強まっている。17日夜も、中国共産党の機関紙が、香港の隣、中国・深センに集結している武装警察などが暴徒を鎮圧するような訓練を行う映像をSNSに投稿した。
こちらでは1時間ほど前、香港当局が放水車を2台出動させたとの情報もあり、デモ隊の強制排除があるのか、緊張が高まっている。