黒人の首絞め死亡させた白人警官、解雇 米
アメリカ・ニューヨークで5年前、黒人男性を逮捕する際に首を絞めて死亡させた白人警察官について、ニューヨーク市警は、解雇処分にしたと発表した。
この問題は5年前の7月、ニューヨークで違法にたばこを販売していたとして43歳の黒人男性が白人警官に取り押さえられ、その際に首を絞められて死亡したもの。当時、地元の大陪審が警察官の起訴を見送ったことで、黒人に対する差別だとして大規模な抗議活動に発展していた。
ニューヨーク市警は19日、首を絞めるのに客観的な合理性はなかったなどとして警察官を解雇処分にしたと発表した。
死亡した男性の娘「どのように決断したにせよ、警官を解雇してくれて心から感謝する。父のような事が起こらないために出来ることは何でもする」
一方、警察官でつくる組合は「公平な結果ではない」などと今回の解雇を批判している。