アマゾンの森林火災7万件超 ブラジル
南米ブラジルのアマゾンで、今年発生した森林火災が、7万件を超える記録的な数になっていることが明らかになった。
ロイター通信によると、今年、ブラジルのアマゾンで発生した森林火災は、前の年と比べて83%増加の約7万3000件に上り、2013年以降、最も多くなっている。これはブラジルの研究機関が明らかにしたもので、サンパウロに煙が広がるなど影響が出ているという。
違法伐採で意図的に火をつけられることが原因とみられているが、ブラジルのボルソナロ大統領がアマゾンの開発に積極的な姿勢のため、歯止めがかからないとの見方も出ている。
一方、ボルソナロ大統領は、「非政府組織が資金を得るために火をつけたのではないか」などと発言し、波紋が広がっている。