「文政権は思い違いをしている」~米報道官
日本と韓国が軍事機密を共有するために結んだGSOMIA(=軍事情報包括保護協定)について、韓国政府は23日午後、日本政府に対し、破棄することを正式に伝えた。一方、アメリカのトランプ政権はGSOMIAの破棄の決定に対し、「強い懸念と失望」を表明した。
「我々は韓国の決定に失望している。双方に対し、関係をあるべき姿に戻すことを望む」-ポンペオ国務長官は、このように述べ、韓国政府の決定に失望をあらわにした。
また、国務省報道官も声明で「強い懸念と失望」を表明。これは、同盟国に対しては異例の強い表現。その上で、「文政権は北東アジアで我々が直面する安全保障上の深刻な課題に関し思い違い」をしているとも指摘した。
また、国防総省も「強い懸念と失望」を表明し、協定の必要性を強調している。こうした中、25日にフランスで開催される予定の日米首脳会談で、トランプ大統領が仲介に乗り出すことも想定される。