トランプ政権 対中制裁関税「第4弾」発動
アメリカのトランプ政権は日本時間の1日午後、中国に対する制裁関税「第4弾」を発動した。中国も報復措置をとる構えで、貿易摩擦が一層、激化している。
トランプ政権は日本時間の1日午後1時すぎ、32兆円相当の中国製品に15%の関税を上乗せする制裁関税「第4弾」の初回分を発動した。
発動の時期は今回と12月の2回に分けられ、全て実施されれば、中国からの輸入品全てに制裁関税が課されることになる。
これに対して、中国政府は報復措置として、およそ8兆円分のアメリカからの輸入品に対し最大10%の追加関税を課すとしており、その一部を発動した。
トランプ大統領は9月に予定されている米中の貿易協議が行われる可能性はまだあるとの見方を示す一方、強硬な姿勢は崩しておらず、報復合戦が収束する見通しはたっていない。