香港行政長官「辞任の意向」は否定
香港政府トップの林鄭月娥行政長官は、「選択肢があれば辞任したい」と述べた音声が流出したことについて、自分のものだと認める一方、辞任の意向については否定した。
ロイター通信は2日、林鄭月娥行政長官が「自分に選択肢があるなら最初にすることは辞職して深く謝罪することだ」などと述べた音声を報じた。
3日、行政長官は会見し「私的な会合での発言が公開されたことは遺憾だ」と述べ、音声が自分のものだと認めたものの、中国政府に辞任を申し出たことは一度もないと強調した。
「個人の感情が大きく揺れ動くことはあったが、最終的には香港と香港市民をこの難局から脱出させることを一番に考えている」-行政長官は、こう述べ、流出した発言の釈明に追われた形。
また、暴力的なデモをやめるよう改めて呼びかけたものの、デモ隊側は3日も抗議集会を呼びかけていて、事態沈静化のメドはたっていない。