IAEA事務局長を決める選挙 4人立候補
IAEA(=国際原子力機関)は6日、今年7月に急死した天野前事務局長の後任を決める選挙に4人が立候補したことを明らかにした。
IAEAは、国際機関のトップが長く空席になることを避けるため、通常よりも手続きの期間を短縮し、年内に新事務局長を選出することを目指している。
5日、立候補届けが締め切られ、事務局長代行を務めるルーマニアのコーネル・フェルタ氏、アルゼンチンのラファエル・グロッシーIAEA大使のほか、世界の核実験を監視している国際機関、CTBTOのトップを務めるブルキナファソのラッシーナ・ゼルボ氏、スロバキアの原子力安全委員会のトップを務めるマルタ・ジアコバ氏の4人が立候補した。
本格的な選出プロセスは、今月後半の年次総会で選出される新理事会議長のもとで進められるが、当選には理事国3分の2の支持が必要で、難航が予想される。