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北「超大型ロケット砲」金委員長が発射指導

2019年9月11日 14:47

北朝鮮メディアは、「超大型ロケット砲」の発射試験を11日、金正恩委員長が指導したと伝えた。

11日付の朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は、「きのう、金正恩委員長が超大型ロケット砲の試験射撃を再び行った」と写真付きで報じた。10日朝、西部の平安南道・价川一帯から東側に向けて2回発射された飛翔体(ひしょうたい)を指すものとみられる。

公開された写真では、移動式の発射台や飛翔体の形状が、先月24日に発射された新型とされる「超大型ロケット砲」と同じように見える。金委員長は「正確度と精密誘導機能が最終的に検証された」と評価し、「今後、連発試射だけ行えばよい」などと述べたという。

一方、韓国の聯合ニュースは複数の政府消息筋の情報として「2発のうち1発は内陸に落下したとみられる」と伝えている。

北朝鮮は7月下旬以降の1か月半で今回を含めて8回、新型のロケット砲などの発射を繰り返していて、兵器の開発を急いでいるものとみられる。