梨泰院・転倒事故からまもなく半年 韓国警察、人出誘導の訓練公開
150人以上が死亡したソウル梨泰院の転倒事故からまもなく半年となる中、韓国の警察は6日、再発防止に向けて多くの人出を誘導する訓練を公開しました。
訓練には歩行者役を含むおよそ600人の警察官が参加し、徐々に増加する人出を誘導する手順を確認しました。身動きができないほどに歩行者が増えた状況では、機動隊が建物の上からロープやはしごを道路に下ろし、歩行者を引き上げて避難させていました。
去年10月に発生した事故では、日本人2人を含む150人以上が死亡、警察は、安全対策を怠ったことで事故が起きたと結論づけていて、再発防止に取り組んでいます。
一方、犠牲者の遺族は5日に追悼集会を開き、独立した調査機構で事故の真相究明を進めるべきだとして特別法の制定を訴えるなど活動を続けています。