米政権、北のハッカー集団を制裁対象に追加
アメリカのトランプ政権は13日、北朝鮮の3つのハッカー集団を制裁対象に追加したと発表した。北朝鮮のサイバー攻撃の脅威が高まる中、対抗する姿勢を強調している。
制裁対象に追加されたのは、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」とその下部組織の合わせて3つ。アメリカ財務省は、これらの集団がいずれも北朝鮮の諜報(ちょうほう)機関である偵察総局の管理下にあると認定。他国の政府や軍のほか、金融機関やメディアなどを標的にし、機密情報や資金を盗んだとしている。
財務省担当者は、これらの集団が、北朝鮮への制裁が強まる中、核・ミサイル計画を支援するために犯行を行っていると指摘。「我々は北朝鮮に対する制裁の履行を続けていく」と強調している。