ロシア国営の宇宙開発企業ロスコスモスは20日、無人の月面探査機「ルナ25」が、月面に衝突したと発表しました。

月面探査機「ルナ25」は、今月11日、ロシアが47年ぶりに打ち上げ、予定では21日にも史上初となる月の南極に着陸する計画でした。

しかし、国営の宇宙開発企業ロスコスモスは、「ルナ25とは日本時間19日午後8時57分頃、通信が途絶えた」としたうえで「予定していた月の軌道から外れて月面に衝突した」と発表しました。

月の周回軌道にあった「ルナ25」は17日、地球からは見えない南極クレーター「ゼーマン」の画像を送ってきていました。