ミャンマー、中国が仲介し停戦発表も…軍と抵抗勢力の戦闘続く
軍と一部の抵抗勢力の戦闘が激しくなっているミャンマーで、中国が仲介して一時的な停戦が発表されましたが、戦闘は今も続いていることが明らかになりました。
ミャンマーでは、10月下旬に3つの少数民族の武装勢力が一斉に攻撃し、軍は300以上の拠点を奪われるなど、各地で戦闘が激しくなっています。
ミャンマーと国境を接する中国が仲介して協議が行われていて、中国外務省は14日、軍と武装勢力の間で一時的に停戦することなどで合意したと発表しました。
しかし、ミャンマー軍や武装勢力から発表はなく、地元メディアは15日も激しい戦闘が続いていることを明らかにしました。
さらに、国連は15日、「停戦に向けた話し合いが行われたと伝えられているが、戦闘は続いている」と報告しました。
報告によれば10月下旬以降、女性や子どもを含む少なくとも378人の民間人が死亡し、新たに66万人以上が避難民になったということで、さらに被害が拡大することが懸念されています。