オバマ元大統領ようやく“肖像画”除幕式 後任のトランプ氏が行わず…バイデン大統領が一代遅れで実現
アメリカのホワイトハウスで7日、オバマ元大統領夫妻の肖像画の除幕式が行われました。後任の大統領が招待して披露するのが慣例ですが、トランプ氏がこれを行わず、バイデン大統領が一代遅れで実現させた形です。
ホワイトハウスには歴代大統領の肖像画が飾られていて、後任の大統領が、前任を招待して除幕式を主催するのが慣例ですが、オバマ氏と対立したトランプ氏はこれを行っていませんでした。
今回、バイデン大統領が副大統領として支えたオバマ氏とミシェル夫人を招待し、除幕式がようやく実現しました。
オバマ元大統領「画家は私の白髪を隠すことを断った。耳を小さく描いてくれという要求も断った」
オバマ氏は挨拶で、「大統領になるにはそれなりの自信が必要だが、決断が正しかったのか、眠れない夜もあった」「一生懸命走り抜け、自分の仕事が不完全だったと知りながら、後任にバトンを渡すのだ」とホワイトハウスでの日々を振り返りました。
ミシェル夫人は、「国民に選ばれる限りはここに留まることができるが、時が来れば退くのだ」などと述べ、大統領選敗北の受け入れを拒んだトランプ氏を暗に批判しました。