イラン・ハメネイ師 米との対話“拒否”
イランの最高指導者ハメネイ師は17日、アメリカが模索している9月下旬の首脳会談を拒否する姿勢を示した。
アメリカのトランプ政権は、9月下旬にニューヨークで行われる国連総会にあわせて、イラン側との首脳会談を模索していて、緊張緩和に向けた動きとして、注目されている。
これについて、イランの最高指導者ハメネイ師は17日、「アメリカが核合意に復帰すれば、他の国とともに協議ができる」とした上で、「そうでなければ、ニューヨークであれ、どこであれ、いかなるレベルでの交渉も行わない」と、首脳会談も含めて、アメリカとの対話を拒否する姿勢を示した。
トランプ政権がイランの関与を主張する、サウジアラビアの石油関連施設への攻撃には言及しなかったが、この問題で対立を深めていることも背景にあるとみられる。