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さらなる利下げに期待感 ダウ、36ドル高

2019年9月19日 7:16

18日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、FRB(=連邦準備制度理事会)が追加の利下げを発表し、会見でさらなる利下げへの期待感が高まったことで、ダウ平均株価は小幅に上げて取引を終えている。

18日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から36ドル28セント値を上げ、2万7147ドル08セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は8.62ポイント下げて、8177.39で取引を終えている。

この日は、FRBがアメリカの政策金利を0.25引き下げると発表した。発表の中で、会合の参加者の多くが来年まで同水準の金利を想定していることが示されたことで、さらなる利下げが行われないとのも見方が広がり、幅広い銘柄が売られ、ダウ平均は一時200ドルあまり値を下げた。

しかし、その後、パウエル議長が会見し、今後、景気が悪化した場合にはさらなる利下げを行うことも示唆すると、追加の利下げへの期待感から買い戻され、ダウ平均は最終的に上げて取引を終えている。

市場関係者は「今後は、アメリカと中国の貿易協議が焦点となり、その進展を注視している」と話している。