中東紛争“拡大・激化”のおそれ 米外交・防衛トップが警告
イスラエル軍のガザ地区への地上侵攻の緊迫感が一段と増す中、アメリカの外交・防衛トップが22日、紛争が中東各所に拡大・激化するリスクがあると相次いで警告しました。
オースティン国防長官「事態が激化する可能性を懸念している。実際、中東の至る所で米軍と米国民に対する攻撃が大幅にエスカレートする可能性がある」
またブリンケン国務長官も22日、レバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」などを念頭に、「イランの代理勢力」が事態を激化させる可能性に懸念を示しました。
アメリカは中東に迎撃ミサイルシステムなどを追加配備する方針を発表していますが、22日、国防総省当局者はイラク西部でアメリカ軍などが攻撃を受けたと明らかにしました。
国務省もイラクにいるアメリカ大使館職員らの一部に国外退避を命じるなど、緊張が高まっています。