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トランプ政権、中東への“米軍増派”決定

2019年9月21日 11:55

サウジアラビアの石油関連施設への攻撃を受けて、アメリカのトランプ政権は20日、中東へのアメリカ軍の増派を決定した。イランの関与を主張するアメリカは「最高レベル」とするイランへ制裁も発表していて、圧力を強めている。

エスパー国防長官「サウジアラビアの要請に応じ、トランプ大統領は部隊の派遣を承認した。対空とミサイル防衛に専念する」

エスパー国防長官らは会見で、増派はサウジへのさらなる攻撃の可能性に備え、防衛力の向上に貢献するためだと強調している。まずは数百人規模の派遣を想定しているとみられ、詳細は来週、発表するという。

アメリカは、今回の攻撃にイランが関与したとみていて、20日には、大統領が「最高レベル」だとするイランの中央銀行などへの制裁も発表。圧力を強めている。ただ、イランが強く反発するのは確実で、中東地域の緊張が高まりそうだ。