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「アフリカ豚コレラ」韓国と北朝鮮で拡散

2019年9月25日 14:10

韓国と北朝鮮で、極めて致死率が高い豚の伝染病「アフリカ豚コレラ」の発生が相次いでいる。

韓国政府によると、今月17日以降、北朝鮮との軍事境界線から近い地域にある5つの養豚場で、「アフリカ豚コレラ」の発生が確認された。

25日も別の養豚場から発生が疑われると申告があり、精密検査が行われている。「アフリカ豚コレラ」は人には感染しない豚の伝染病で、極めて致死率が高く、有効なワクチンはない。韓国政府は、北部地域での豚の移動を一時的に禁止するなどして、さらなる感染を防ぎたい考え。

一方、北朝鮮でも「アフリカ豚コレラ」の感染が拡大している。韓国の情報機関が24日、国会に報告したもので、北朝鮮北西部の平安北道では、「豚が全滅し、『肉がある家はない』との不満が出ている」としている。