ロウハニ大統領「交渉応じず」会談を拒否
イランのロウハニ大統領は25日、国連総会で演説し、アメリカの経済制裁が続く限り、交渉はしないとして、トランプ大統領との会談を拒否する考えを示した。
ロウハニ大統領「制裁が続く中での交渉に対する我々の答えは『ノー』だ。交渉を始めたければ制裁をやめろ」
ロウハニ大統領は会談を拒否する一方、トランプ政権が求める核合意の新たな交渉については、「より多くを求めるなら、より多くを与えるべきだ」と述べるなど、対応に含みを持たせた。
また、トランプ政権が提唱するホルムズ海峡の安全確保のための有志連合について、「アメリカの介入が安全をもたらすことはない」と批判。イランと周辺国が協力して安全を確保する構想を示し、参加を呼びかけた。
一方で、アメリカなどがイランの関与を主張するサウジアラビアの石油関連施設への攻撃には、直接言及しなかった。