中国建国70年 過去最大規模軍事パレード
中国は1日、建国70年を迎えた。北京では、国家の威信をかけた過去最大規模の軍事パレードが行われる予定。
北京では日本時間1日午前11時ごろから軍事パレードが行われる。すでに多くの市民が詰めかけていて、その時を待っている状態。また、会場では早朝から、最終準備が入念に行われていた。
音楽隊の演奏に合わせ、一糸乱れぬ動きで歩兵隊が行進し、中には真っ赤な制服を着た女性だけの部隊も登場した。最終リハーサルを行ったとみられる。
また、町中ではパレードで登場する兵器が準備されていて、中にはアメリカの空母を攻撃できるとされ、「グアム・キラー」との異名を持つ中距離弾道ミサイルも確認された。パレードでは初公開の最新兵器が多く登場するものとみられる。
この70年でめざましい発展を遂げた中国だが、今、外交面ではアメリカとの貿易摩擦に直面し、社会統制を強めた結果、香港で反中国の声が噴き出した。建国70年という節目でクローズアップされているのは試練に直面する中国の姿。習近平国家主席としては、過去最大規模の軍事パレードで求心力を高め、国威発揚につなげる狙いがある。