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北朝鮮が弾道ミサイル発射“潜水艦”からか

2019年10月3日 0:18

北朝鮮が2日朝、弾道ミサイル1発を発射し、日本のEEZ(=排他的経済水域)内に落下したとみられる。韓国軍は、SLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)とみて分析を進めている。

韓国軍によると、北朝鮮は2日朝、東部の元山からおよそ17キロ離れた海上で、弾道ミサイル1発を発射した。日本政府によると、分離した一部が島根県沖の日本のEEZに落下したとみられる。

韓国軍は発射されたのがSLBMの「北極星」系列とみていて、北朝鮮のSLBM発射は確認されれば、およそ3年ぶり。

北朝鮮としては、4日に再開するとしている米朝の非核化協議を前に、アメリカを揺さぶる狙いがありそうだ。

アメリカ国務省の報道官は、NNNの取材に対し「挑発行為を控え、国連安保理決議のもとでの義務を履行するよう求める」とコメントしている。

一方、日本政府の対応について自民党の会議では厳しい意見が出た。二階幹事長は相次ぐミサイルの発射に「国民は怒っている」と述べ、北朝鮮に対しより厳しく対応するよう政府に求めた。

また、地上型の迎撃ミサイルPAC3が展開していなかったことを問題視し、「本当に万全な体制を敷いていると言えるのか」といった批判も出た。