ロサンゼルス山火事で11人の死亡確認 延焼地域の拡大懸念
アメリカ・ロサンゼルスの大規模な山火事では、少なくとも11人の死亡が確認されました。11日夜にかけて風が再び強まる予報となっていて、延焼地域の拡大が懸念されています。
ロサンゼルス周辺の複数の場所で7日から発生した山火事では、焼失するなどした建物が1万棟以上にのぼっています。現在も4つの地域で燃え続け、鎮圧のめどはたっていません。
これまでに11人の死亡が確認されていますが、いまだ連絡のついていない安否不明者が多数いるということで、死者はさらに増える恐れがあるということです。
今回の山火事による経済的損失は1500億ドル、日本円で23兆6000億円にのぼるとの試算も出ていて、ワシントンポスト紙は「アメリカ史上、最も被害額の大きい山火事になるだろう」と報じています。
また、現地ではいったん弱まった風が11日夜にかけて再び強まる予報となっていて、延焼地域の拡大が懸念されています。