米朝、4日から実務者協議へ 北代表が到着
非核化をめぐる北朝鮮とアメリカの実務者による協議が4日からスウェーデンで行われる見通し。停滞している非核化交渉を再び軌道に乗せられるかが焦点。
北朝鮮の代表らは日本時間4日未明、ストックホルム郊外にある北朝鮮大使館に到着した。アメリカ側の担当者もすでに現地入りしているとみられ、予備的な接触を経た上で、5日に非核化を巡る本格的な協議を行うとみられる。協議では、停滞している非核化交渉を再び軌道に乗せられるかが焦点。
ホワイトハウスにパイプのある関係者によると、アメリカ側は、北朝鮮が寧辺の核施設の廃棄に応じる見返りに、石炭の輸出を一定期間、認めることなどを提案する可能性もあるという。
その一方で、ある政府高官は「我々はまだ、プロセスの初期段階だ」と述べていて、今回の協議では、大きな進展は難しいとの認識を示している。