香港「覆面禁止法」まもなく施行 現地中継
香港政府は4日、抗議活動の参加者がマスクなどで顔を覆うことを禁じる「覆面禁止法」を制定した。まもなく施行されるが、市民らの反発が広がっている。現地から槻木記者が中継で伝える。
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4日、覆面禁止法が制定されたあと、覆面禁止法に屈しないとして、市民の間ではマスクをつけるよう呼びかけられている。
およそ1時間後、現地時間の5日午前0時にはマスクが「違法」となるが、警察が実際にどれほど厳しく取り締まるのか、予断を許さない状況だ。
まもなく施行される覆面禁止法は、違反した場合、最高で禁錮1年が科されるということで、香港政府としては、顔を隠すことを禁じることでデモの勢いが減ることを期待している。
法律の制定にあたり香港政府は、立法会での審議を必要としない「緊急条例」という異例の措置を適用したが、デモ隊は強く反発している。
5日も大規模なデモが予定されていて、混乱が収まる見通しはまったく立っていない。