パリ警視庁襲撃 テロ組織との関連を調査
フランスのパリ警視庁で職員の男が警察官ら4人を殺害した事件で、捜査当局は事件とテロ組織との関連を調べていることを明らかにした。
この事件は3日、パリ警視庁で45歳の職員の男が、持っていたナイフで周囲にいた人を襲い、警察官ら4人が死亡したもの。
男は現場で射殺され、これまで職場の人間関係のもつれによる犯行の可能性が伝えられていた。しかし、複数の現地メディアは4日、検察当局のテロ対策班が今後の捜査を担当し、テロ組織と事件の関連性を調べていると報じた。
男は18か月前にイスラム教に改宗し、事件の直前、妻に「神のみぞ裁く」とメールを送っていたという。
一方、ル・フィガロ紙は、男のSNSの記録からはテロリズムに傾倒していた証拠は見つかっていないと報じており、宗教的思想と事件が直接関係しているかはわかっていない。