比大統領、難病「重症筋無力症」を公表
フィリピンのドゥテルテ大統領が5日、自らが難病である「重症筋無力症」であることを明らかにした。
ロイター通信によると、ドゥテルテ大統領は訪問先のロシアで、自らの病気について「重症筋無力症、神経の機能不全だ」と公表した。
厚生労働省などが支援する難病情報センターによると、「重症筋無力症」は難病に指定されていて、まぶたが垂れ下がるなど目の症状を起こしやすいのが特徴。重症化すると呼吸困難を起こすこともあるが、早い段階で発見・治療が行われるようになったため、約半数の患者は日常生活や仕事に支障はないという。
ドゥテルテ大統領をめぐっては、かねてから健康上の問題が取りざたされていたが、フィリピン政府はこれを繰り返し否定していた。